テラスの工事と費用をしっかり解説!
テラスは住宅と庭を繋げる部分とも言えますが、テラス部分にも外構・エクステリアの製品は、やはり必要です。そして、外構商品の各メーカーは、その様なニーズに応える製品を出して来ています。
さて、良い外構工事のためには業者に丸投げは良くはありません。自分の希望をしっかり伝えることが大切だからです。そこで何をしたいのか、何の為に作りたいのか。
しかし、お客様側も外構・エクステリア部分の工事の知識を多少持っていないと、経験上、話がスムーズには進みません。
そこで、ここではテラス部分の工事について取り上げたいと思います。また、テラス部分の大きなポイントとなる屋根部分についても併せて解説します。
きっとテラスが良く分かることでしょう。
なお、テラス屋根と似た商品でガーデンルームがあります。
ガーデンルームについてはこちらの記事をご覧ください。


テラス工事とは
テラス部分の工事
テラスをお庭の一部として大別すると、ベースとなるテラスの床面部分とテラス屋根の工事に分けることが出来ます。
テラス部分の床面は、基本的には住宅の掃き出し窓の外側に設ける地面よりも1段上がった部分です。
サッシ越しに居室から出やすく、雰囲気的には居室の延長のイメージです。
テラスの工事は基本的には掃き出し窓の外側の工事となります。
掃き出し窓の外側の地面の形を整えて、コンクリートや敷石、あるいはタイルなどで仕上げます。
そのため、構造的にはウッドデッキより強度が高いです。
ところで、この工事は居室からスムーズに出なければならないため、工事の精度に気を付けなければなりません。
言うまでも無く工事の技術が必要なので、高い技術を持った会社が望まれる部分です。

テラス屋根部分の工事
テラスには屋根が設けられることが多いです。
さて、テラス屋根にはいくつかの種類がありますが、それに応じて工事も変えなければなりません。
例えば庇に近いタイプであれば外壁部分に設置するので、住宅の構造について知っておく必要がありますし、柱式のテラス屋根であれば基礎についても熟知している必要があるのです。
いずれにしても、テラス屋根においても確かな技術が必要で、工事レベルの高い会社の出番となります。

テラス工事の種類
テラス工事は施工例などを見ても分かる様に、様々な構成があり、それぞれに工事の種類が異なります。

デッキ(床面)工事
デッキ部分は地面の工事ではありますが、コンクリートや石材、そしてタイルなどの施工が入るため、様々な種類の工事が入ります。
例えば地面に基礎を設置する必要がありますし、ピンコロの様な石材を敷く場合には、石の色調チェックや並べ方を考えて施工しなければなりません。
また、デッキにはガーデンファニチャーを設置する場合もあります。
それだけ工事の種類があるのです。
テラス屋根工事
テラス屋根の工事は基本的には屋根をサッシの上に付け、屋根の先端部分に柱を建てて固定して作ります。
これだけ見るとシンプルに見えますが、テラス屋根であっても施工の精度は非常に大切となります。
施工精度が悪い場合にはテラスの外観が悪くなってしまうばかりか、強度にも影響し得るのです。
そのため、適切な工事をしていない場合には風や積雪に弱くなってしまったりするので、最悪は潰れたり飛んだりしてしまいます。
サッシなどの取付
テラス屋根は屋根として使うだけではありません。
サッシや折りたたみ扉などを設置して居住性を上げる場合もあります。
これは風の冷たい日などに有用です。
ただし、これはガーデンルームに比較すると簡易な物となり、気密性などは劣ってしまいます。
製品を選ぶ時は性能を検討するべきでしょう。
テラス工事料金の構成

デッキ部分の工事
デッキ部分は基礎部分がある場合と無い場合がありますが、大体が平米あたり1~3万円が目安です。
ただし、デッキの表面に石を張るかタイルを張るかによっても違い、こだわると費用もそれだけ上がります。
テラス屋根の工事
テラス屋根はフラットの物や曲線ベースのデザインの物、あるいはシェードを張った物など様々ですが、2間(約3.6m)+奥行4尺(約1.2m)程度を賄う商品であれば、商品代10~20万円のものから、高いもので30万ほどのものもあります。
もちろん、広くて大きいテラス屋根の場合はその分費用が万単位で増していきます。
ただ、テラス屋根にも特殊な物があり、シェードを開閉することが可能な物、それが電動で開閉可能な物もありますので、その場合は価格も上がります。
なお、似た商品でガーデンルームがあります。
ガーデンルームはこちらの記事をご覧いただきたいのですが、ガーデンルームは庭に1つお部屋を増築した感覚のガーデン商品です。
価格帯はテラス屋根よりかなり高くなります。
テラス工事の
費用を安く抑えるコツ

凝った素材を避ける
デッキ(床面)は様々なタイプを作ることが可能です。
そして、凝った素材の物にするほど費用は多く発生してしまいます。
これを逆に考えるならば、凝った素材を避けるのが得策と言えます。
材料費が削られるため、トータルの費用が下がるのです。
デッキ部分は、『砂利<人工芝<土間コンクリート<ウッドデッキ<タイル<石張り』の順で高くなります。
実績と経験豊富な会社を使う
テラス工事の価格は製品によっても違いますが、相談する会社によっても違う場合があります。
これは仕入れルートや、年間どれだけ工事を行っているのかと言うスケールメリットによる仕入れ値によって違う値段の違いです。
そのため、テラス工事費用を下げるためには、実績のある会社に頼むのも有効な手段となります。
造園業界No.1のチェーン店
217
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施工実績
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テラス屋根の面白み

テラス屋根の機能について
テラスの屋根は基本的には雨除けと日除けがメインです。
特に日除けの場合にはシェードなどを張って、強烈な日光を緩和させます。
特にテラスをサッシなどで囲うタイプの場合には、中が暑くなってしまうので、日除けは非常に大切になります。
屋根のバリエーション
テラス屋根のバリエーションは非常に豊富です。
先に挙げた様に、直線を基調としたものや曲面をデザインに取り入れたタイプ。
また、シェードのデザインを工夫している物などもあります。
他にも、テラスまわりにサッシを設置するタイプがありますが、サッシの開閉のタイプによってもデザインは変わります。
テラス屋根は幅広くデザインの種類を持ちあわせています。
屋根の仕様とテラスの
雰囲気について
住空間の雰囲気は構成する素材、採光の状態、そして風の通り具合によっても変わります。
暖色系にまとめられているならば柔らかくて暖かい雰囲気になりますし、シャープなフォルムの物でまとめられているならばモダンな感じにもなるからです。
この条件はテラスにも同じことが言えます。
例えば屋根をフラットの物を使うとシャープな空間となり、曲面ベースの物やシェードを使った物は柔らかい雰囲気になります。
そして、それを逆に使うならば、柔らかい空間にするかモダンなスペースとするかは屋根の仕様に寄与することが多く、屋根の仕様を選ぶことによって雰囲気を変えられるのです。
なお、デッキ部分もウッドデッキにするケースもあれば、タイルデザインにする場合もあり、それによって雰囲気を変えることが可能です。
デッキとテラス屋根の組み合わせで多種多様でオシャレな空間のプロデュースが出来ます。

エクステリア単体工事
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