雑草対策工事の費用相場や見積もり料金

雑草対策工事とは、読んで字のごとく「雑草を生えにくくする庭のリフォーム工事」と言うことが出来ます。
特に地面が露出している庭の場合、雑草はむしってもむしっても、すぐに生えて来てしまうので非常に厄介です。

そして、この作業は意外に重労働。
夏の暑い炎天下の中など、特にお年寄りの世帯にとっては大変な問題とも思われます。

しかし、雑草対策の工事をすれば、雑草そのものが生えにくくなります。
そのため、仮に雑草が生えたとしても、数が少ないので、除去が非常に簡単です。

さて、この工事の内容ですが、比較的安く、見た目も損なわず行う代表的な方法として主に2つが挙げられます。
それは、防草シート工事と砂利敷きの工事です。

雑草対策と聞くと除草剤などの散布を思い浮かべる人も多いかとも思います。

確かに雑草の発生を抑える点では、除草剤の使用も有効でしょう。
しかし、砂利や防草シートを使った雑草対策には、大きなメリットがあります。
それは「化学薬品を使わない」点です。

除草剤は昔の物よりも安全になっていますが、やはり薬品です。
人体や動物に影響が無いと言い切ることは難しいでしょう。
そのため、使用には土壌汚染のリスクの発生が考えられます。

特に子供たちを庭で遊ばせることを考えるならば、除草剤散布は避けるべき環境と言えるのでは無いでしょうか。

その点、砂利や防草シートを使うならば除草剤などを使う必要はありません。（ただし、除草剤を撒いてから防草シートを敷くことは多々あります）
ですから、より安全な庭とすることが出来るのです。

砂利敷きは雑草対策としては、簡単である程度効果の高い手段と言うことが出来ます。
それは砂利は日光を通しにくくし、敷くだけである程度の対策となるからです。

植物の生育には水分と日光が不可欠です。
これは、雑草がいかに生命力が強かったとしても同じこと。
植物は光合成によって生きるので、光の届かない場所では生育が出来ません。

また、仮に生えたとしても非常に数が少なく、草むしりも容易になります。
砂利はなるべく厚く敷くことによって、より高い効果の雑草対策となります。
それは、日光は砂利の隙間から多少入りますが、砂利を厚く敷けば日光が届きにくくなりますし、仮に生えたとしても成長が阻害されるからです。

防草シートはポリエチレンやポリプロピレンと言ったプラスチックを原料としたシート材で、光を遮断する効果を持っています。
このシートを敷くと、日光が地面にまで届かなくなり、雑草の生育が阻害されます。

防草シートの大きな特徴としては、水を通すことが挙げられます。
一般的なビニールシートは防水性が求められることもあって水を通しません。
水を通さないシートを地面に敷きますと、水たまりが出来ることもあり、その水たまりから蚊が発生する場合もあります。
しかし、防草シートは水たまりが出来にくく、蚊の発生リスクも抑えられるのです。

防草シートを敷くことで、雑草を抑制し、その上に砂利を敷くことで見た目も良く仕上げられます。

砂利にしても防草シートにしても雑草対策に効果があるのですが、2つの工事をセットでするならば、防草効果は更に大きくなります。

砂利を敷くにしても防草シートを張るにしても、やはり雑草の種は風に乗って、または昆虫が運んで飛んで来ます。
そして、やはり発芽リスクは残ってしまいます。

しかし、砂利を敷けば日光の遮蔽がより高い水準になりますし、防草シートがあれば、根が地面に届くのを抑えることが出来るからです。

砂利にしても、防草シートにしても、素材や製品によって価格が大きく異なります。
ですから、コストを抑えた物を選ぶのがポイントです。

ただし、防草シートにしても砂利にしても、あまりに安価な物を選んでしまったりすると、防草効果が上がらない場合や、防草シートに至っては耐久性に関わってきますので、あまりに安いものだと心配です。
ですから、コストと性能のバランスを考え、その上でのコストダウンの検討が必要です。

雑草対策工事に関しては、『安かろうは悪かろう』が如実に表れます。

雑草対策工事には業者選びが大きく関係して来ます。良い会社を選ぶのも重要です。

と言うのも、砂利の敷き方、シートの施工の状況によって今後の防草効果が違うからです。
仮に施工が良くないと、あまり時間が経たないのに防草効果が落ちてしまい、新たに施工しなければなりません。
これは長い目で見た場合に、トータルコストで考えるならば費用が上がってしまい、費用削減に繋がらないのです。

まずは砂利敷き工事ですが、砂利は多少のメンテナンスが必要ですので、施工した部分を放置し過ぎては行けません。

例えば、駐車場などに砂利を敷いた場合、少しずつですが砂利が地面に埋まってしまいます。
砂利はある程度の厚みが無いと防草効果が薄れてしまいます。
その場合、定期的に砂利を補給して、防草効果をキープさせることが必要です。

なお、砂利は種類が変わって他の種類と混ざってしまうと見た目も良くありません。
それも見越して砂利の種類を選んで敷くことが大切です。

防草シートは選び方が非常に大切です。
と言うのも、価格の安すぎる物には3年の耐久性しかない粗悪品もあるからです。

防草シートは光を通さないことも大切ですが、強度なども重要な要素です。
また、その耐久性も非常に大切です。

仮に強度や耐久性のあまり無いシートを選んでしまうと、あまり時間が経たないのにシートが破れてしまい、その部分から雑草が生えてしまうこともあります。
防草シートは十分に注意をして選びましょう。

安さに飛びつかない方がトータルコストで見て賢明です。