工事内容と費用を徹底解説
ウッドデッキがポピュラーになったのは外構・エクステリア製品の中では比較的新しく、大体30年くらい前の頃です。
それはオープン外構やガーデニングのブームと同時期でした。
そしてその頃から住宅の外構部分は「楽しみの空間」に少しずつ変わり、今のウッドデッキのある外構やお庭スタンダードが出来上がったと言えます。
さて、その様にして登場したウッドデッキですが、実際にご自分のお庭にウッドデッキを設置し、良い外構・エクステリアを目指すためには、やはりユーザーとしても工事について知っておいた方が失敗はしません。
そこで、ここではウッドデッキを取り上げ、工事や相場に関して紹介したいと思います。

ウッドデッキ工事とは
ウッドデッキの工事内容
ウッドデッキの工事は基本的には基礎を作り、その上にデッキを築く工事になります。
基礎工事は広さに比例して規模が大きくなり、方法は独立基礎が多くなりますので、その他のタイルデッキやその他のデッキよりも基礎工事の規模が小さいことが多くなります。
ウッドデッキ工事ですが、フレームを組み上げてデッキ材を組み込んで作ります。
ウッドデッキのデッキ部分の工事は確かに規模が大きいのですが、基本的な既製品ユニットとして作られていることも多いため、工事はスピーディーに進みやすいです。
尚、ウッドデッキの工事にはフェンスを取り付ける工事やガーデンファニチャーのオプション設置工事が発生することがあります。
いずれの工事も機能上、精密な技術のため、質の高い工事を必要とします。

ウッドデッキの周辺の工事
ウッドデッキはデッキ部分の工事で終わらず、周辺の工事も発生することが多くなります。
具体的には芝やフラワーポッド、花壇の工事などです。
ウッドデッキは読書などを楽しむユーティリティスペースとしてでは無く、ガーデニングと一緒に楽しまれることがあるからです。
これらの工事には様々な外構・エクステリアのアイテムが使われます。レンガや石材など、実に様々な素材が使われてウッドデッキまわりの空間をプロデュースします。
ウッドデッキ工事の種類

基礎工事
ウッドデッキは基本的には基礎工事が必要です。
と言うのも、ウッドデッキ自体にも結構な重量がありますし、人が上に乗ると、それだけ重くなるからです。
この時に基礎がしっかりとしていないと、ウッドデッキに傾きやゆがみなどが発生します。
基礎はデッキの広さに応じて変えます。
人が乗っても大丈夫であることが前提である製品であるため、製品強度と基礎の状態は非常に大切なのです。
ウッドデッキの組み立て
次にウッドデッキの組み立てです。
ウッドデッキの組み立てはビスやボルトで基本的には組み立てられるので、比較的容易な部類とも言えます。
しかし、カット部材や、複雑な形のウッドデッキ工事となると、ミリ単位で施工精度が必要になります。
しっかりした工事をしなければ、フロア部分が傾いてしまったり、外観がゆがんで見えたりするので、精度の高い工事が必要となるのです。
周囲の工事
ウッドデッキまわりの工事は非常に選択肢が多くあります。
前述の様にガーデニングのアイテムが設置されることもあり、使われ方が多彩だからです。
その様な背景があるため、工事のオプションは非常に広く、芝生などの他にも石材の工事やレンガ工事などもあります。
ウッドデッキまわりはアイデア次第によって様々な顔を持たせることが可能ですが、それだけに工事の選択肢が増えるのです。
そのため、ウッドデッキ周りでどんなことをしたいのかという目的や願望をしっかりまとめましょう。
そこを伝えなければ、業者でも良い提案はできないでしょう。
ウッドデッキ料金の構成

ウッドデッキの工事
ウッドデッキに使われる素材はいくつかあります。
カテゴリーとしては2つ、天然木と人工木です。
天然木は山から伐採して来た木材を加工した素材や輸入品の木材が良く使われ、人工木は木を粉砕して樹脂をブレンドした物となります。
いわゆる、人工樹脂と言われるものです。
費用としては、天然木のウッドデッキが平米当たり5~10万円程度、人工木の場合が3~7万円程度となります。
天然木は既製品でも大量生産品でもないため、完全オーダー工事となりますし、天然木だからこその、ニス塗り等が発生し、人工木の工事以上の手間がかかることから、製品代・工事費ともに費用は高くなります。
人工樹脂製品ですと、各種エクステリアメーカーから既製品が販売されているため、様々な種類から選ぶことも出来、最近の人工樹脂製品は天然物と違いが分からないほどの製品も出ています。
フェンスなどの工事
ウッドデッキにフェンスを施工することは多くあります。
フェンスにはラティスの物や目隠しの物など、いくつかのデザインのタイプ、そしてサイズなどがあります。
費用は商品にもよりますが、大体距離1m当たり5千~2万円が目安です。
ウッドデッキ工事の
費用を安く抑えるコツ

素材を選ぶ
ウッドデッキを細かく見るならば、使っている素材の種類によって価格が違って来ることが分かります。
特に天然木とすれば、大別するとソフトウッドとハードウッドがあり、費用が変わります。
つまり、費用を安く抑えようとするならば、費用を抑えた素材のウッドデッキを選べば良い訳です。
基本的には、『ハードウッド>ソフトウッド>人工樹脂』ですが、輸入ものなのか、国産ものなのかにより価格にも大きく関わります。
組み合わせをシンプルに
ウッドデッキは様々な形に造ることが可能です。
敷地には様々な形状がありますが、その敷地の形に合わせることも基本的には可能です。
しかし、特殊な納まりの場合には、標準的な費用のままでは行かないケースも無い訳ではありません。
と言うのも設計費用が別途発生したり、素材の加工費が上がる可能性があるからです。
費用を抑えるためには、その様な工事環境が特殊な場所、例えば狭い場所、製品の搬入経路が複雑で狭いなどを避けた場所にウッドデッキを作ることが得策です。
実績と経験豊富な会社を使う
ウッドデッキの価格は製品によっても違いますが、相談する会社によっても違う場合があります。
これは仕入れルートや、年間どれだけ工事を行っているのかと言うスケールメリットによる仕入れ値によって違う値段の違いです。
そのため、ウッドデッキの工事費用を下げるためには、実績のある会社に頼むのも有効な手段となります。
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ウッドデッキの素材について
ここでは、ウッドデッキの素材について、もう少し詳細に述べたいと思います。
天然木の相場は人工樹脂より高いということを前提にご覧ください。

ソフトウッド
ソフトウッドは針葉樹です。
木材の中では比較的柔らかい素材で、加工性も良くメリットがあります。
また、ソフトウッドは供給が安定しているため、価格も抑えられます。
しかし、腐食などの問題が発生しやすいため、定期的なメンテナンスをしなければなりません。
ソフトウッドにはどの樹木の種類があるのかを記述いたします。
参考にしてください。

ハードウッド
ハードウッドは広葉樹を指し、素材の特徴としては硬くて強度があり、腐食などにも強いです。ただし、その分価格が上がります。
また、硬いために加工性がソフトウッド程ではありません。
そのため、複雑な形状のウッドデッキの場合は工事も高くなってしまいます。
ハードウッドにはどの樹木の種類があるのかを記述いたします。
参考にしてください。

人工樹脂木
前述の様に、樹脂木は粉砕した木材と樹脂をブレンドした素材です。
この素材の特徴は天然木で発生しやすいデメリットを、いくつも克服している点であると言えます。
まず第一に挙げられるのが、天然木の様には腐食しない点です。
また、天然木の場合は環境条件によってひび割れなどが生じますが、樹脂木の場合は割れなどが発生することも無く、安心して使えます。
さらに、寸法安定性などにも優れているので、工事も比較的容易というメリットもあります。

まとめ
工事のアウトラインや価格を抑えるコツなどが分かったことと思います。
また、素材についても挙げましたので、どんな物があるかもイメージ出来たことと思います。
そして、ウッドデッキ工事も財産に関することなので、その重要性の理解も出来たことと思います。
これらは良い庭造りにも繋がります。
デザインを検討し、より良い工事としましょう。
なお、ウッドデッキ工事の検討の際には確かな情報収集が非常に大切です。
お庭のリフォーム専門店smileガーデン プチ庭づくり はその様な方々のために有益な情報を提供しています。
どうぞ気軽にご相談ください。
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