と言うのも庭づくりは「人の動き」を主体に考えるべきなのに対し、駐車場の場合は「車の動き」だからです。
そのため、駐車場づくりは車の動きなども考慮しながら検討しなければなりません。
ただ、そのためには駐車場としての外構工事も理解することが必要です。
ぜひ、駐車場部分の工事について知っておきましょう。
ここでは駐車場の外構工事について内容から費用まで取り上げます。
読み終わる頃には駐車場部分の工事が把握出来ることと思います。

駐車場工事とは
駐車スペースの工事
基本的に駐車場は車のためのスペースです。
人の動きや安全性も前提とはなりますが、車の出し入れがしやすく、しかも乗り降りに便利となることが大きなポイントとなります。
そのため、外構の中で駐車場の位置を基本として外構は作られます。
また、駐車場の地面の素材を何にするのかで、毎日のように利用する駐車場の便利さ不便さが決まるでしょう。
例えば、コンクリートであれば、雨の日でも水たまりができることもありませんが、砂利であれば水たまりが出来てしまいます。
新築時には予算が足りず、駐車場をコンクリート仕様に出来なかった場合に砂利敷きで留めておくことは結構頻繁に起こりますが、駐車場のリフォームの場合において、施工例としてよくあるのが、その砂利敷きの駐車場からコンクリート舗装へのリフォームがあります。
これは車の出し入れの際の状況改善のリフォームにもなります。
と言うのも、砂利の場合にはがスタートする際に砂利が飛び散って別のところをキズ付けてしまう可能性や、メンテナンス性で劣る問題があるからです。
しかし、コンクリート舗装にするならば、その様な問題は解決されます。
この様に、車の扱いにおいて利便性を高める工事、それが駐車スペースの工事なのです。
駐車場向け製品の施工
駐車場の部分には専用のエクステリア製品が設置されます。
例としてはカーポートやカーゲート、そして照明器などです。
カーポートにしてもカーゲートにしても大型の設備です。
基礎部分の工事が大掛かりになります。
駐車場工事料金の構成

駐車場のコンクリート舗装工事
コンクリート舗装工事の目安は1平米あたり1万円が目安です。
そのため、車1台分のスペースが15平米程度とカウントするならば、15万円くらいの費用が発生します。
他に、地面が高い場合には残土処分等の費用も発生します。
種類別駐車場工事の相場
他にも駐車場の仕上げの種類として、洗出しコンクリート、スタンプコンクリート、石張り、石畳み、ピンコロ石、インターロッキング、芝生用保護材(ターフパーキングや駐車場用緑化ブロックなど)、アスファルト舗装などがあります。
費用や相場は商品により異なりますが一般的に下記の順で高くなります。

ただし、施工面積が少ない場合はコンクリートよりアスファルト舗装の方が高くなる場合や、ピンコロ石の方が芝生用保護材より安くなる場合も有りますので、一度お見積りを取られることをお勧めいたします。
カーポート工事
カーポートはいくつかのタイプがありますが、ポピュラーなタイプである1台用の片流れ式の物で工事費込み15~30万円程度、2台用で25~50万円程度となります。
ただし、積雪地域用などの場合には仕様が変わるため、増し金が必要です。
また、屋根が折半屋根の場合は値段が1.5~2倍ほどになります。
カーゲート工事
引戸にもいくつか商品の種類がありますが、ポピュラーな物で15~30万円程度が目安です。
また、シャッター付きの大型の物となると100万円以上のレベルになる物もあります。
駐車場工事の
費用を安く抑えるコツ

舗装工事の場合
舗装はどうしても費用が発生してしまうので、価格を抑える手段としては施工面積を抑えることになります。
具体的には車のタイヤが乗る部分に限定してコンクリートを打ち、それ以外は芝生や砂利などで対応する方法です。
殺風景なコンクリートより、芝生で部分的でもあれば見た目も華やかにできますが、デメリットは草が生えたり定期的な管理をする必要があることでしょうか。
カーポートやカーゲートの
設置工事の場合
まずはカーポートですが、デザイン重視の高価な物は避けて、シンプルなタイプに絞ります。
また、ゲートの場合は電動では無く、手動の物を選びます。
ゲートに関しては簡易な物を選んでコストを抑えるのが良いでしょう。
不便ですが、商品によってはレール基礎を無しにすることも出来ます。
実績と経験豊富な会社を使う
経験豊富な会社を使うのも非常に大切です。
経験豊富な会社は技術のレベルが高いだけでは無く、仕入れの面からも有利だからです。
造園業界No.1のチェーン店
217
店舗
施工実績
20
万件


駐車場の製品を
選ぶ時に気を付ける点

カーポートは地域に合わせる
まず、カーポートは積雪荷重が決まっていることを覚えるべきです。
カーポートには一般地域用と積雪地域用の物があり、構造や強度が異なります。
そして、仮にデザインが良いからと言って、積雪地域に一般地域用のタイプを付けると、積雪による破壊リスクが生じます。
くれぐれも強度を確認して設置しましょう。
カーゲートは電動がおすすめ
ゲートは費用が掛かりますが、電動タイプがおすすめです。
電動のタイプであれば車内からの操作も可能となり、開閉のために外に出る必要がありません。
特に雨天の時に便利です。
防犯用のセンサーライトについて
駐車場は防犯性が特に求められる部分です。
そのために照明器は欠かせませんが、一晩中つけっぱなしというのは良くはありません。
そのため、センサーライトなどがおすすめです。
センサーライトの場合には、侵入者を検知して光るので、威嚇効果も期待出来ます。
外構単体工事
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