施工内容と共にバッチリ解説
仮に工事が悪い場合には、単に外観が悪いばかりでなく強風で倒れてしまう可能性があるからです。
そのため、カーポートがどういう物であるか、工事はどうなっているのかを知ることは、消費者の立場であっても大切なことです。
しかし、一般的にカーポートは単なる車の「屋根」としか見えず、工事については分からないことと思います。
そこで、ここではカーポートの工事を取り上げ、費用やリフォームなどについても解説します。

カーポート工事とは
カーポートの設置工事
カーポートの工事は基本がカーポートそのものの設置工事です。
しかし、カーポートの場合は、他の外構やエクステリアの製品と違って大型であり、その分工事の規模も大きくなります。
例えば、工事の流れを考えると、最初にコンクリート基礎を作り、そこに柱を建てます。
このコンクリート基礎ですが、強度保持のため他の外構・エクステリア製品よりも大型です。
次に、その柱に屋根を設置するのですが、屋根も大きいために必要な工事も大規模です。
また、カーポートの工事は施工が悪いと雨漏りなどの不具合が発生します。
ですから、技術力の高い会社のしっかりとした工事が不可欠です。

付帯工事(オプション)もある
カーポートには付帯工事もあります。
例えば側面パネルです。
側面パネルはカーポートに取り付けるパネル材ですが、乗車の際などに横風から守り、プライバシーなども保護します。
側面パネルは基本的にはカーポートの支柱に設置します。
他にセンターライトや物干しも設置することが可能です。
カーポート工事料金の構成

一般地域向け
カーポートにもグレードがあり、一般向けと高級路線の物があります。
設置台数で分けるのであれば、以下の価格が目安です。
- 単体
- 15~40万円
- 2台駐車用
- 25~100万円
積雪地域向け
積雪地域向けは次の通りです。
- 単体
- 25~50万円
- 2台駐車用
- 30~150万円
一般向けよりも工事費も製品代も高くつきます。
カーポート工事の費用を安く抑えるコツ

カーポートの選定に気を付ける
まず挙げられるのが、カーポートの選定に気を付ける点です。
カーポートにもポピュラーな物とデザインを重視したタイプがあり、費用も違います。
ですから、カーポートの工事費用を下げるためには、設置するカーポートのグレードから見直すのが手段となります。
外構業者選定にも気を付ける
カーポートの価格は機種によっても違いますが、相談する会社によっても違う場合があります。
これは仕入れルートや、年間どれだけ工事を行っているのかと言うスケールメリットによる仕入れ値によって違う値段の違いです。
そのため、カーポートの工事費用を下げるためには、実績のある会社に頼むのも有効な手段となります。
カーポートの強度について
それは主に積雪荷重強度と耐風圧強度による物です。
ここでは、それらの強度性能について紹介しましょう。

積雪荷重強度
カーポートは積雪の量によって区分されます。
区分としては積雪20㎝クラスの物から2メートルに耐える物まで様々です。
ただ、これはあくまでも降った雪の重量によって決まるので、雪の質によってもカーポートを検討しなければなりません。
ですから、例えば深雪の様に軽い雪の降る場合、粗目雪の様な重い雪の降る場合、条件を考えることが重要となるのです。
尚、積雪が規定の数値を超えた場合には倒壊のリスクが高まりますので、雪を降ろす必要が出て来ます。
これに対しては雪下ろしの対応商品が出ています。

耐風圧強度
カーポートの場合、屋根が斜めになっているとは言え、水平に近い形状になっているために「風は関係無いのではないか」と思われる人も多いかも知れません。
しかし、風に関してもカーポートは対応が必要です。
風はカーポートに対しては押す力も発生するのですが、吹き上げる力も発生します。
つまりは上の方向に押す力となるのです。
そのため、仮に風の強さがカーポートの強度を超えてしまうと、屋根材が飛ばされたり、屋根そのものの破壊もあり得ます。
風に対しても検討が必要となりますので、風が心配な地域に設置する場合には、強度の高いタイプを選びましょう。
台風の季節には、屋根材が飛ばされたので修理してと、非常に多くのご依頼が舞い込みます。
尚、補助柱も風対策には有効です。
状況に合わせて使いましょう。
エクステリア単体工事
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