仮に庭にグリーンが無いと、やはり殺風景になってしまうからです。
しかも、無機的な雰囲気になってしまい、温かさにも欠けることでしょう。
弊社でも、新築の外構工事の時は植栽はいらない!とおっしゃっていたお客様が、外構工事が終わって半年後に、「やはり、植栽などの緑がないと冷たくて・・・」と相談に来られる方が相当数存在していることが、それを裏付けているでしょう。
緑を庭に付け足して温かい雰囲気にするために、庭には天然の芝生が良く敷かれるのですが、芝生は水やりなどの世話が必要なため、なかなか手間が掛かってしまいます。
そこで提案出来るのが人工芝です。
人工芝と聞くと、工業製品のイメージが強いかも知れませんが、今の人工芝は非常に良く出来ていて、よく見ないと本物と見分けがつかないほどなので、庭を彩るためには十分です。
しかし人工芝と言っても、どの様な工事をするのかイメージが出来ない人も多いのでは無いかと思います。
そこで、ここでは人工芝工事にスポットを当てて施工の流れや相場と共に解説をしたいと思います。

人工芝工事とは
人工芝工事とは
人工芝工事とはその名の通り、人工芝を庭に張る工事を指します。
人工芝はマットに人工的に作った芝草を付けた材料です。
手軽に芝生の再現が可能で、人工芝には「成長を待たなくて良い」「水やりがいらない」「芝刈りがいらない」などの利点があります。
しかし、人工芝は思いのほか、手間がかかる上、精度が求められる大きな工事です。
施工の仕方が悪ければ見た目が悪く、様々な不具合も出て来ます。
最近では、DIYでご自分でやる方も増えておりますが、失敗して我々のような造園会社に再依頼したという経験がある方も多いでしょう。
人工芝工事には人工芝工事の技術力の高い会社が必要なのです。

人工芝にも種類がある
人工芝にもメーカーによって様々な種類があります。
分類は施工方法、芝部分の長さの違い、素材などによるものです。
この内、施工方法に関して言えば、大別すると「ジョイントタイプ」と「ロールタイプ」となります。
ジョイントタイプは小型の四角形の人工芝で、現場に並べて敷きます。
ロールタイプは巻いたカーペット状の人工芝で、広い場所に敷くのに向いています。
ベランダなどの狭い箇所にはジョイントタイプを選びますが、庭に敷く場合はロールタイプを選びます。
もちろん、それぞれで施工には注意点があります。
ジョイントタイプは人工芝の隙間が発生しやすいですし、ロールタイプはマットの浮きが目立ちやすい点です。
そのため、工事を上手くするためには敷き方が重要です。
後述しますが、人工芝を綺麗に長持ちさせるには、基礎となる地盤が非常に需要です。
人工芝工事の種類



下地調整
まず必要なのが下地の調整です。
人工芝の工事はこの下地(地盤形成)が最も重要です。
これが人工芝工事の成功を左右するほど重要な工事です。
なぜなら、地盤が凸凹のまま人工芝を張ると、仕上がりも凸凹となるからです。
それでは、下地の作り方について具体的にご説明していきますが、まずは、草や石、木の根などのゴミの除去、そして地面を平らにする作業となります。
ときには、新しい土や砂を敷き、綺麗に平らにしていきます。
これが一番難しい工程です。
この様に、下地調整は人工芝工事において重要なので、中々個人で出来るものではないかもしれません。

防草シート張り
防草シートは雑草の生育を抑えるためのシート材で、地面に張って使います。
人工芝を張る場合でも、防草シート張りは必要です。
防草シート張りは下地調整の後に行われます。
防草シートの工事も精度の高い工事が必要です。
すぐに捲れてしまっては、草が生えてきてしまうからです。

人工芝張り
最後に人工芝を張って行く工事となります。
この工事も意外に難しいものです。
一番難しいのは、人工芝と人工芝の切れ目を合わせる作業です。
ここできちんと張らない場合、人工芝に浮きが発生したり継ぎ目の部分に隙間が生じることもあるからです。
また、人工芝張りには端部のカットなどの作業もあります。
これも庭の形に合わせて切る必要があり、技術レベルが高くなくてはなりません。

人工芝工事料金の構成

基本は製品代と施工費用
人工芝の工事費用は、材料費と施工費用の合算が基本です。
費用の相場としては平米あたり8,000~15,000円くらいとなります。
この相場の幅は、メーカーによる人工芝という商品の優劣と、人工芝を敷きたい地盤の状況に左右されます。
どんな人工芝の種類(低予算なのか耐久性が高く天然芝に近い見た目の高価格商品なのかなど)を選びたいのかや、敷きたい場所の状態はどうなっているのかを業者に伝えると、見積りはスムーズです。
DIYについて
人工芝は地面に敷いて使う素材のため、DIYでの施工が出来る様にも思えます。
そして、仮にDIYでの施工が成功するならば、発生する費用は製品代のみです。
費用削減を狙うことも可能に思えることでしょう。
しかし、DIYの工事にはリスクもあります。
人工芝工事は意外に精度の高い工事が必要で、仮に精度が落ちてしまう場合、水たまりなどが出来やすくなるのです。
先ほども述べましたが、人工芝は地盤が命です。
新築でまだ綺麗で凸凹のない地盤であればDIYでも可能かもしれませんが、リフォームの場合はDIYは難しいでしょう。
確実な施工をするためにはプロの会社に依頼をするのがベストです。
造園会社に相談しましょう。
人工芝工事の費用を安く抑えるコツ


人工芝には詳しいプロが必要
人工芝は施工が簡単に見えますが、意外にハイレベルな施工が必要です。
また、下地処理や防草シートなどの工事に関しても技術や、技術だけでなく、その道具、例えば地面を固める転圧の重機や、綺麗に整地する農機具が必要です。
また、商品の種類の違いや特性に関してもアマチュアのレベルでは情報収集などにも限界があるでしょう。
人工芝の費用は製品代と工事費用がメインですが、製品代の情報を握っているのがプロの業者です。
せっかくDIYで人工芝を敷いたが、失敗してしまった・・・。
となっても、その人工芝を再度使うことはできません。
なぜなら、切ってしまったり、ボンドを付けてしまったりするからです。
失敗してしまったら製品代が2倍かかってしまいますので、是非プロに相談しましょう。
人工芝はやはり
造園会社に相談するのが最善策
人工芝工事にはノウハウがあり、製品代の情報、そして製品の選別、施工方法の選択などがあり、費用削減においてもプロへの相談がおすすめです。
造園業界No.1のチェーン店
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人工芝のメンテナンスについて
人工芝は天然の芝生と違って成長しませんし、水も吸いません。
その反面、施工が悪いと水たまりが出来る…と言った独特の特性があります。
その特性に合わせたメンテナンスが必要です。

日頃の基本的な人工芝のお手入れ
人工芝は屋外に設置するため、どうしても土ぼこりなどが入り込んでしまいます。
掃除のポイントは、その様な土を取り除く点にあります。
その様なゴミを取り除くには掃除機を掛けるのがおすすめです。
ただし、掃除機を強く押し付けると芝を痛めてしまうので、表面に触る感じで掛けると傷めずに掃除が出来ます。
人工芝から雑草が生えた場合
人工芝そのものから雑草が生えることはありませんが、継ぎ目の部分から雑草が生えることはあります。
この時は単純に抜くだけで大丈夫です。
生えたとしても継ぎ目の部分だから少なく、手間もあまり掛かりません。
飲み物などをこぼした場合
人工芝とウッドデッキなどを組み合わせると快適な空間になります。
読書やコーヒーなどを楽しめる点が魅力的です。
ただ、その場合にもアクシデントが考えられます。
例えば、コーヒーなどの飲み物を人工芝の上にこぼしてしまうことです。
この様な場合には雑巾などで水拭きするのがおすすめです。
人工芝はプラスチックやビニールで出来ているので水を吸うことはありません。
ただし、こぼした飲み物によっては、拭き方が悪いと拭き残った飲み物に土ぼこりが付着して取りにくくなります。
掃除は後回しにせずに、汚してすぐに行うのがベターです。

まとめ
人工芝の概要と施工方法について、そして費用削減に関してもイメージが出来たことと思います。
また、人工芝のメンテナンスなどに関しても取り上げました。
実際に使用する場合においても、不安は少なくなったことと思います。
しかし、人工芝に関しては更に細かいノウハウがあるのは事実です。
それには、造園工事が得意な会社を選ぶことが重要です。
経験豊富な会社を選べばより良い庭造りが出来ます。
なお、人工芝の検討の際には確かな情報収集が非常に大切です。
お庭のリフォーム専門店smileガーデン プチ庭づくり はその様な方々のために有益な情報を提供しています。
どうぞ気軽にご相談ください。