ウッドデッキは非常に人気のあるエクステリアのアイテムです。
しかし、それなりの価格がしますしデメリットも聞きます。
そのため、「本当に買っていいのだろうか」「何か代わるものはないだろうか」と思う人もいることでしょう。
では実際のところ、ウッドデッキの代替品はあるのでしょうか。
そこで、ここではウッドデッキの懸念点や、ウッドデッキに代わるアイテムを挙げて解説します。
ウッドデッキの懸念点

まずはウッドデッキの懸念点を取り上げます。
ちなみに、ウッドデッキの主なものは次の3つです。
- ソフトウッド:針葉樹、スギ、マツなど
- ハードウッド:広葉樹、ウリン、セランガンバツなど
- 人工木:木と樹脂をブレンドさせた素材
それぞれについて解説しましょう。
ウッドデッキのコスト
納まりによって異なりますが、ウッドデッキのコストは概ね次の通りです。
- ソフトウッド:4~6万円/㎡
- ハードウッド:5~7万円/㎡
- 人工木:3~8万円/㎡
設置費用はこの価格に面積を掛けた値になります。
意外に高額に見えるかも知れません。
ただし、この価格はあくまでも購入費用です。
ウッドデッキにはメンテナンス費用も発生しますので、その費用も最初から考えておくべきでしょう
特にソフトウッド製のデッキはメンテナンスが不可欠です。
仮にノーメンテナンスで使っていると、腐食やシロアリ被害を受けやすくなります。
なお、メンテナンスは塗装が基本ですが、大体2~3年に1度の頻度で行わなければいけません。
コストは塗り面積などによっても異なるのでケースバイケースです。
ウッドデッキを考えるならばランニングコストの考慮も不可欠。購入前から覚えることが大切です。
ウッドデッキの耐用年数
ウッドデッキの耐用年数は次の通りです。
- ソフトウッド:10年程度
- ハードウッド:15年以上
- 人工木:15年以上
これも人によっては「短い」と思うかも知れません。
ただし、メンテナンスの状態によって大きく変わります。
特に、ソフトウッドの場合は適切な塗装が定期的に行われていれば、耐用年数は伸びます。
しかし、メンテナンスがいい加減であれば10年を待たずして不具合が発生します
その一方でハードウッドは樹種によっても異なりますが、ノーメンテナンスでも長期間の使用が可能です。
また、人工木もブレンドしている樹脂の特性から、ノーメンテナンスでも長く使えます。
ウッドデッキのメンテナンスについて
メンテナンスについては次の通りです。
- ソフトウッド:定期的な塗装が必要。メンテナンスが適切でないと割れなどの不具合が発生
- ハードウッド:ノーメンテナンスでも使用上問題ないが、日射で退色することがある
- 人工木:ノーメンテナンスでも使用上問題ないが、日射で退色することがある
なお、ウッドデッキのメンテナンスは塗装がメインですが、構造によっては多少困難な場合があります。
例えばデッキ部分の裏側など、この部分はデッキの下に潜る必要があるため塗装が難しいとされています。
ウッドデッキの代替案とそのメリット・デメリット

前述のような懸念点がウッドデッキにあるのですが、それでは代替案はないのでしょうか。
実は、ウッドデッキと同様のアイテムはあります。
ここでは次の3つのアイテムをウッドデッキの代替案として挙げてみましょう。
- 縁台
- コンクリートテラス
- タイルデッキ
それぞれについて、特徴からメリット・デメリットを紹介します。
縁台の特徴
縁台は木製の腰掛けです。
サイズとしては幅が180cm程度、奥行が40cm程度になります。
素材は基本的には木材ですが、木の他にも竹や人工木などがあります。
設置するのは主に庭先で、掃き出しのサッシの延長として置くケースが多いです。
縁台のメリット
縁台は非常に安価なのが大きなメリットです。
通信販売のサイトを見ると1万円程度のものが見つかります。
これに対してウッドデッキはソフトウッドのタイプで平米あたり4~5万円、ハードウッドや人工木のタイプが3~8万円です。
設置が手軽な点も縁台のメリットと言えるでしょう。
また、縁台には置くだけのタイプがあり、それほどの重量物ではありません。
縁台は持ち運ぶことができて、雨天の際には濡れない場所に移動させることも可能です。
そして縁台はDIYでの設置が比較的容易です。
置くだけのタイプはキット化されている部材をボルトなどで固定するだけで完成でき、基礎を築くタイプであっても工事は小規模です。
縁台のデメリット
縁台のデメリットとして挙げられる点は「狭い」という点です。
縁台は基本的には腰掛けなので、人が座る程度の大きさしかありません。
そのため、ウッドデッキのような活用は困難です。
また、縁台には天然木のタイプがあります。
天然木のタイプは木材特有の性質により、ささくれや割れが発生することがあります。
ささくれは衣服を引っ掛ける場合がありますし、手を切ってしまうこともあり危険です。
コンクリートテラスの特徴
コンクリートテラスはその名のとおり、コンクリートで作ったテラスです。
表面がコンクリートそのままなので無骨な雰囲気となります。
また、基本的には任意の広さで作ることも可能で、ウッドデッキと同様にユーティリティスペースとしても活用ができます。
コンクリートテラスのメリット
コンクリートテラスは価格帯がリーズナブルです。
縁台よりは高くなりますが、それでもウッドデッキやタイルデッキよりは安価になります。
それでいて広いスペースの製作が可能であり、縁台にもウッドデッキにもないメリットと言えるでしょう。
また、コンクリートテラスは耐用年数が非常に長く、長期的に使用することができます。
さらにノーメンテナンスでの使用も可能です。
ソフトウッドのタイプは定期的な塗装が必要ですが、コンクリートテラスならそのようなメンテナンスが無くても使えます。
コンクリートテラスのデメリット
コンクリートテラスは照り返しが強くなりがちです。
シェードなどによる気温上昇の対策が必要になり、これによるシェードの設置費用が発生します。
また、日射によって表面温度が上がり、条件によっては50℃に達するとも言われ、夏場でのコンクリートテラスの使用機会が少なくなる可能性があります。
さらに「凍害」と呼ばれるコンクリート表面の剥離やひび割れを起こすことがあるため、美観が損なわれる可能性があるのです。
タイルデッキの特徴
タイルデッキはコンクリートで作った基礎にタイルを張って仕上げるデッキです。
任意の広さで作ることが可能で、デザイン性も高いです。
用途としてはウッドデッキやコンクリートテラスと同様に、ユーティリティスペースとして使えます。
タイルデッキのメリット
タイルには多くのデザインがあり、テラコッタ調の温かみのある製品から、高級な石材を思わせる製品まで、バリエーションが非常に多いです。
また、タイルデッキは基礎がコンクリートで表面はタイルなので、非常に長い耐用年数を誇ります。
その材質から、汚れが付着しても洗剤を使ってデッキブラシなどでゴシゴシと擦ることも可能です。
タイルデッキのデメリット
タイルデッキは表面が濡れると滑りやすくなるため、転倒のリスクがあります。
また、タイルデッキは表面温度が上がりやすい点もデメリットです。
特に、ブラック系の色は温度が上がりやすいので注意が必要となるでしょう。
さらにタイルデッキはコンクリート基礎にタイルを張った製品なので、タイルの材料費と工賃が高くなりやすくコストが膨らみがちです。
特に、高級なタイルを張った場合には価格が上がることでしょう。
ウッドデッキの代わりにどれを選べばいいか

ここまで、縁台、コンクリートテラス、タイルデッキについてメリットとデメリットを取り上げました。
しかし、これらの内容から自分がどれを選べば良いか迷う人もいると思います。
そこで、ここでは縁台・コンクリートテラス・タイルデッキ、それぞれについておすすめの人を挙げてみましょう。
縁台がおすすめの人
緑台はとにかく安く設置したい人におすすめです。
また、ウッドデッキとは違い置くだけで設置が可能な仕様があります。
そのため、移動させながら使いたい人に向いています。
ちなみに、縁台は使わない時には片付けることも可能です。
使いたい時に出して利用したい人にもおすすめです。
コンクリートテラスがおすすめの人
コンクリートテラスはノーメンテナンスであっても長く利用ができるので、耐用年数を延ばしたい人におすすめです。
ウッドデッキは適切なメンテナンスを行わないと、早い内に不具合が発生してしまいます。
割れやカビなどだけでなく、状況によってはシロアリ被害まで発生してしまいます。
コンクリートテラスなら、こうしたメンテナンスのコストをおさえることができるので、費用が気になるという方にもおすすめです。
タイルデッキがおすすめの人
タイルデッキはデザインバリエーションが非常に豊富なため、デザイン性重視で選びたいという人におすすめです。
また、表面のテクスチュア・色調・格調高いものも多いため、高級志向の人にもおすすめになります。
コンクリートテラスと同様に耐用年数の長い素材であるため、できるだけ長く利用したい人にも向いています。
まとめ
ウッドデッキに代わるものとして、縁台・コンクリートテラス・タイルデッキを取り上げて解説しました。
これら3つのタイプとウッドデッキにはいくつか異なる点があります。
ここで挙げた内容を参考に、ご自宅に合ったものを選んでみてください。











