広い土地に憧れる人は多いと思います。
土地が広ければできることも増え、お子様のいるご家庭であれば遊び場にも困らないでしょう。
しかし、実際に手に入れてみると良い面ばかりではないことに気が付きます。
例えば外構工事にどれくらいの費用が掛かるのか、と費用の面で不安になる人もいることでしょう。
この記事では広い土地の外構工事について、費用の抑え方を中心に解説します。
広い土地のメリット

まずは最初に広い土地のメリットについて挙げてみましょう。
広い土地のメリット①開放感がある
最初に挙げられるメリットは開放感がある点です。
広い土地であれば視界を遮るものは少なくなり、爽快な気分になります。
また、大きなサイズのウッドデッキであっても設置が可能で、非常に快適な空間となるでしょう。
その点、狭い庭ではそのようには行きません。
ウッドデッキを設置すれば庭が狭く感じることもありますし、プライバシー保護のためにフェンスを付ければ閉塞感も感じます。
広い土地のメリット②ホームパーティーなども可能
広い庭であればホームパーティーなども可能です。
普通の家の庭でもホームパーティーができるかも知れませんが、面積の問題がありますので小規模にもなるでしょう。
しかし、広い庭であればもう少し人数を増やせます。
広い土地のメリット③子供の遊び場になる
子供の遊び場になることも大きなメリットです。
庭の広さによって可能となる遊びは変わって来ます。
普通の庭であればビニールプールで水遊びくらいかも知れませんが、広い庭であれば三輪車で遊ばせることも可能です。
広い土地のメリット④大きなエクステリア製品が設置可能
広い土地なら大きなエクステリア製品の設置も比較的簡単です。
例えば、ウッドデッキやタイルデッキなどは大きなサイズのものが設置できます。
大きなサイズのタイプであればその分できることも増えるので、より充実したガーデンライフを送ることが可能となるでしょう。
広い土地のメリット④駐車スペースが作りやすい
広い土地は駐車に便利です。
広い土地であれば広い駐車場を設けることも可能です。
例えば狭い敷地だと外車のような大きな車は、駐車そのものが困難になるかも知れません。
その点、広い土地であれば広い駐車場を設けることも可能なだけでなく、大きな外車であっても問題なく駐車ができます。
また、土地が広ければ複数台の車を駐車することもできます。
特に、車が1人1台必要となる地域では有利です。
広い土地のデメリット
次に広い土地におけるデメリットを挙げてみます。
広い土地のデメリット①管理が大変
広い土地は管理が大変です。
掃除をするにしても大変ですし、植栽を剪定するにしても大変です
例えば、草むしりの手間は土地が広ければ広いだけ労力を要します。
単純計算で広さが20%増えれば労力も20%余計に必要です。
また、植栽の剪定は費用が発生しますが、これも広ければ費用面で不利になります。
このように手間にしろ費用にしろ、広い土地は管理面で大変です。
広い土地のデメリット②防犯対策に費用が掛かる
土地が広いと防犯対策に費用が掛かる場合があります。
土地が広い分防犯に手薄な部分ができてしまうことが多く、その部分をカバーするために余分に防犯装置を設置しなければいけないからです。
また、防犯砂利のような敷設をするものは敷く面積に比例して量が必要です。
広い土地になると敷く範囲も広くなり、その分砂利の費用が増えてしまいます。
広い土地のデメリット③固定資産税が上がりやすい
土地が広いと固定資産税が高くなる場合があります。
固定資産税は土地や建物などの価値を評価して算出する税金であり、価値が上がるほど税額がアップします。
土地の場合は立地によっても資産価値が違うので、立地条件によって価値は異なります。
例えば、駅から近い土地と遠い土地では地価が違うことが多いです。
立地条件が同じで普通の土地と広い土地の場合だと、広い土地の方が不利です。
敷地が広い方が価値は上がってしまい、固定資産税も増えてしまいます。
広い土地のデメリット④相続税の問題
相続税は故人から資産を引き継いだ場合に発生する税金です。
現金のみならず、不動産や趣味で集めた骨董品や美術品などにまで発生します。
そして広い土地は狭い土地よりも資産価値が上がります。
土地の坪単価が同様であれば、面積が増えるだけ価値が上がるからです。
これにより、上がった価値の分だけ相続税も増えてしまいます。
外構工事費用を安くする方法

広い土地の外構工事の費用は結論から言うならば安くできます。
ただし、いくつかの条件をクリアしなければいけません。
それでは、具体的な費用削減の方法にはどのようなものがあるか実際に挙げてみましょう。
設置するアイテムのグレードを下げる
一般的に住宅設備は高級・中級・普及のグレードに分けられ、それによって価格と性能が異なります。
高級になれば性能が上がり、普及になればコストパフォーマンスが重視されます。
これはエクステリア製品でも同じです。
外構工事の費用を抑えようとするならば、設置するアイテムのグレードを下げることが必要になります。
コストパフォーマンス重視の製品も設置することが費用削減に繋がります。
例えば、車庫用のゲートなどは簡易的なものであれば20万円程度で済みます。
しかし、電動シャッターを設置したタイプだと100万円を超えるものもあるのです。
当然ながら安価なタイプを設置した方が工事のコストは抑えられます。
エクステリアメーカーを比較する
同様の製品でもメーカー間で価格が異なるケースがあります。
外構工事のコストダウンを狙うためには、そのようなメーカー間の比較をおこないましょう。
例えば、仕様が同様の門扉がA社であれば100,000円、B社であれば98,000円という場合があるのです。
この価格差は単品で考えるならば小さい差のように思えるかも知れませんが、外構全体に及ぶと大きな差になります。
各メーカーの価格調査が必要になりますが、コストダウンのためにも役立ちます。
複数業者から見積りを取る
複数の業者から見積りを取ることも非常に重要です。
これは施工力が業者によって違う場合があるためです。
施工力が違うと工事費用が異なる場合も多く、価格差が発生します。
また、業者間によってメーカーへの発注量が違う場合もあり、大量に仕入れている業者の方がコストダウンに繋がる可能性もあります。
ただし、あまりにも多くの業者から見積りを取ると管理が大変になります。
5社程度であれば適正価格も把握しやすいため、できる限り業者を絞るのがおすすめです。
エクステリアプランナーに相談する
エクステリアに詳しい人に相談するのもおすすめです。
業者によってはエクステリアプランナーがいるので相談してみるのも良いでしょう。
親身になってくれるプランナーであれば、コストダウンの具体的な方法を教えてくれるはずです。
エクステリアプランナーは外構のプロなので、コストダウンによって発生するデメリットも教えてくれるでしょう。
DIYも検討する
DIYを検討するのも良いでしょう。
人によってDIYの技量は異なりますが、比較的簡単なアイテムであればDIYでも十分に可能な場合があります。
また、設置するアイテムを工夫することのより、DIYが可能となるケースがあります。
例えば機能門柱には、門灯やインターホンが付いていて電気工事が必要な場合が多いです。
しかし、インターホンにワイヤレスのタイプを、門灯にはソーラー式のタイプを使えば電気工事の必要がありません。
素材を選ぶ
素材によってコストが下がる場合があります。
例えばウッドデッキにはソフトウッド・ハードウッド・人工木の3種類があり、これらは耐久性と価格が異なります。
人工木やハードウッドは高価で、ソフトウッドは比較的安価です。
そのため、価格を抑えたいのであれば素材を選ぶことによってもコストを抑えることもできます。
電動製品を使わない
電動製品は工事が製品代も高いですし、工事費用も膨らんでしまいます。
工事費用を抑えるのであれば、使わない方がベターでしょう。
ただし、電動製品を手動にすることによって不便になることも忘れるべきではありません。
例えば駐車場のゲートなど電動式であれば車内からリモコンで操作ができるのですが、手動の場合は車を降りて開けなければいけないため、雨天の場合は非常に不便です。
電動製品を使わないならば、手動にするメリット・デメリットを明確にしておくべきでしょう。
費用削減をする上での注意点
このように工事費用の削減方法はいくつかあるのですが、方法があったからと言っても闇雲にするべきではありません。
そこで、ここでは工事費用削減の際の注意点を挙げてみましょう。
優先順位を決める
最初に挙げられるのは「優先順位を決めること」です。
特に予算が限られるケースであれば、優先順位は非常に重要になります。
この優先順位は外構に何を求めるかによって異なります。
例えば、デザイン性を高めるのであれば門扉やフェンス、そして塀に重点を置くことでしょう。
その一方で、駐車場に重点を置くならばカーポートやゲートに重点を置くかも知れません。
仮に優先順位が曖昧のままで工事に取り掛かると、中途半端な外構にしかならない可能性もあります。
削ってはいけないものを決める
優先順位を決めるとともに「削ってはいけないもの」を別途に決めるべきでしょう。
その代表例となるのが防犯装置です。
これは他の外構製品とは別予算にして購入するのがおすすめです。
ちなみに、防犯装置であっても「高価ならば良いもの」と思うべきではありません。
安くても高性能なタイプもあるので、別途に情報を集めましょう。
ランニングコストも忘れない
外構工事の費用は一見すると初期の工事費用だけに思えるかも知れません。
しかし、外構のアイテムにはメンテナンスを必要とするものが少なくないのです。
良い例が植栽であり、あまりに放置をしていると伸びすぎてしまいます。
伸びすぎた植栽は通路を塞ぐかも知れませんし、隣地境界を出る可能性もあるのです。
そのため、定期的に剪定する必要があります。
また、ウッドデッキのように定期的な塗装が必要になる製品もあります。
いずれの場合も費用が発生しますが、場合によっては大きな額になり得ます。
そしてこの費用はランニングコストとして残るのです。
諦めることも必要
外構の工事費を安く上げるためには、時には諦めることも必要です。
例えば、シャッター式のゲートには壮観なタイプもありますが、そのようなゲートは非常に高価で簡単には買えません。
その場合はグレードを下げるか諦めるかしかありません。
工事費は価格交渉の余地はあるかも知れませんが、それでも限界はあると思われます。
外構の場所別で価格を抑える方法

ここでは、外構工事の価格を抑える方法について、外構の各部分に分けて解説します。
装飾
装飾は家づくりの醍醐味とも言えるのですが、コスト優先であれば、シンプルにしなければいけないでしょう。
これは装飾に使う素材に費用が発生するからです。
例えば、玄関アプローチをレンガや石材で飾るよりも、コンクリートで打つ程度に留めた方がコストは抑えられます。
門まわり
門まわりに必要なのが門扉や機能門柱なのですが、コストを抑えるのであれば、門扉を設置しないのがベストです。
しかし、門扉がどうしても欲しいとするならば、アルミ製の普及価格帯の門扉を選ぶと良いでしょう。
機能門柱はワイヤレスインターホンやソーラー式の門灯を使えば安く作ることが可能です。
玄関アプローチ
玄関アプローチは来客者の印象にも残りやすいので装飾したい部分です。
石材やレンガなどを用いればスタイリッシュに見える重要な部分と言えます。
しかし、コスト優先ならばコンクリートを打って刷毛引き程度にするか、あるいは砂利敷にするのがおすすめです。
車庫まわり
車庫まわりもコストを抑えるならばシンプルにするべきです。
カーポートやゲートなどは設置しないのが最も安く済みます。
また、舗装はやめて砂利敷きにするべきでしょう。
ただ、どうしても屋根が欲しい場合や防犯性に問題を感じる場合には、安いタイプの製品を選ぶようにしましょう。
テラスまわり
テラスまわりに付くアイテムはデッキやテラス屋根があります。
デッキ部分にはウッドデッキやタイルデッキなどの設置がありますが、コスト重視であればコンクリートテラスが良いでしょう。
また、テラス屋根には普及品を、芝には天然芝を敷くと良いでしょう。
ただし天然芝にはメンテナンスが必要です。
サンルーム
サンルームには2つの種類があります。「サンルーム」と「テラス囲い」です。
どちらも外観は似ているのですが、サンルームは家の一部となり、テラス囲いはエクステリア製品となります。
コストを考えるならばテラス囲いを選ぶべきでしょう。
なお、サンルームは部屋の延長のイメージとなり、固定資産税も変わってきます。
照明器
照明器は電気工事が必要なアイテムです。
そのため、想定より高い工事費が発生する可能性があります。
しかし、照明器をソーラー式に変えれば電気工事の必要が無くなるので価格を抑えることができます。
まとめ
広い土地の外構工事のコストダウンについて取り上げました。
外構の各部分に分けたコストダウンの手段も把握できたかと思います。
広い土地の外構工事はその面積から膨れ上がりがちなのですが、工夫することによって価格を抑えることが可能です。
土地の条件にもよりますが、工事費を抑えたいのであればぜひとも今回の費用のおさえ方を参考にしてみてください。











